ローマ字入力の覚え方とつまずく5つのポイント

ローマ字入力は「し」「つ」「ん」「じゃ」「っ」の5か所でつまずきます。それぞれの正しい打ち方と練習の順番を紹介します。

最終更新:2026年9月3日

国語のローマ字と、入力用のローマ字はちがう

小学3年生の国語で習うローマ字は訓令式が中心です。一方、パソコンやタブレットの日本語入力で使われるのはヘボン式に近い書き方も受け付ける方式で、実際には両方が通ります。

つまり「し」は si でも shi でも入力できます。ここで大人が「学校で習ったほうが正しい」と片方に決めてしまうと、子どもは打ちやすいほうを選べなくなります。入力の場面では、どちらでも変換されるという事実を先に伝えたほうが混乱しません。

覚えかたの方針

国語のテストでは訓令式、入力では打ちやすいほう。この2つは別物として扱ってかまいません。入力で使う書き方を1つ決めて、それを繰り返すのがいちばん早く定着します。

つまずく5つのポイント

1. し・ち・つ・ふ・じ

この5音は、訓令式とヘボン式で書き方が変わるため最初に迷います。si/shiti/chitu/tsuhu/fuzi/ji のどれも入力できます。文字数の少ない訓令式のほうがキーを打つ回数は減ります。

2. 「ん」

最大のつまずきどころです。n を1回打っただけでは「ん」が確定せず、次の文字とくっついてしまうことがあります。nn と2回打つと決めてしまえば、どの場面でも確実に「ん」になります。

3. 小さい「っ」(促音)

次の音の子音を2回続けて打つと入ります。「がっこう」なら gakkou、「きって」なら kitte です。ルールを言葉で説明するより、単語をいくつか打たせるほうが早く身につきます。

4. 小さい「ゃ・ゅ・ょ」(拗音)

「きゃ」は kya のように、子音+y+母音の3文字で入ります。単独で小さい文字だけを出したいときは、xl を前に付けて xya / lya と打ちます。

5. 「を」と「づ」「ぢ」

「を」は wo、「づ」は du、「ぢ」は di です。読みのまま zuji と打つと「ず」「じ」になってしまうため、助詞の「を」を打つ場面で止まる子が多い箇所です。

迷いやすい打ち方の一覧

ひらがな打ち方別の打ち方
sishiしろ → siro
tichiちず → tizu
tutsuつき → tuki
hufuふね → hune
zijiじかん → zikann
nnnほん → honn
子音を2回xtu / ltuがっこう → gakkou
きゃkyaきゃく → kyaku
しゃsyashaしゃしん → syasinn
ちゃtyachaおちゃ → otya
woほんをよむ → honnwoyomu
duつづき → tuduki
-ラーメン → ra-menn

練習の順番

ローマ字入力は、あいうえおから順番に進めるより実際に打つ言葉から入るほうが早く身につきます。「ん」も「っ」も、単語の中に出てきたときに覚えるほうが記憶に残るためです。

  1. 自分の名前を打ついちばん打ちたい言葉です。「ん」や小さい文字が入っていれば、そこで一緒に覚えられます。
  2. 身のまわりのものを打つ「がっこう」「せんせい」「たべもの」など、促音・撥音が自然に入る言葉を選びます。
  3. 短い文を打つ助詞の「を」「は」が出てくるので、ここで残りのつまずきが解消します。

なお、英語タイピングにはローマ字の知識は必要ありません。打つのはアルファベットそのものなので、ローマ字入力より先に始めても問題ありません。順番の考え方は英語タイピングの始め方にまとめています。指の担当はホームポジションの覚え方を参照してください。

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